アメリカ ホワイトハウスのサンダース報道官は客として訪れたレストランで、トランプ大統領の下で働いていることを理由に店から出るよう求められたことを明らかにしました。店側の対応に賛否両論が出るなか、トランプ大統領はツイッターで「外観が汚い店は中身も汚い」と店側を非難し、波紋が広がっています。

ホワイトハウスのサンダース報道官は客として訪れた南部バージニア州のレストランでトランプ大統領の下で働いていることを理由に店から出るよう求められ、それに応じたと23日、ツイッターで明らかにしました。

アメリカの一部メディアによりますと、移民や性的マイノリティーなどに対するトランプ大統領の不寛容な政策を擁護する発言を繰り返すサンダース報道官が店に居続けることは受け入れられないという意見が同性愛者の従業員などから相次ぎ経営者の女性が店から出て行くよう求めたということです。

この店側の対応に賛否両論が出るなか、サンダース報道官は25日の記者会見でこの問題に触れ、自分と店側の双方に中傷が相次いでいると事態の鎮静化を訴えました。

ただ、これに先立って、トランプ大統領みずからがツイッターに「サンダース報道官のような立派な人への接客を拒否するよりも、汚い扉や窓をきれいにすることに力を入れるべきだ。外観が汚ければ中身も汚い」と書き込んで、この店を名指しで非難していて、波紋が広がっています。