ドイツのメルケル首相は2日、連立を組むキリスト教社会同盟(CSU)との移民・難民政策を巡る対立を解消した。連立政権の幕引きにつながりかねなかった分裂の危機が収拾するシグナルとなった。
CSU党首のゼーホーファー内相は「ドイツとオーストリアの国境で将来の不法な移民流入をどのように阻止できるかに関して、明確な合意に達した」と述べた。ベルリンでメルケル首相と4時間余りにわたり協議した後に記者団に語った。
ゼーホーファー氏は1日に辞任の意向を示していたが、2日の首相との会談後、内相のポストにとどまると表明した。
原題:German CSU Leader Says Migration Clash With Merkel Resolved(抜粋)