[メキシコ市 5日 ロイター] – メキシコ次期大統領に選出されたロペスオブラドール元メキシコ市長は5日、12月1日の就任式にトランプ米大統領やカナダのトルドー首相などを招待する考えを示した。
新興左派政党「国家再生運動(MORENA)」を率いるロペスオブラドール氏はまた、ベネズエラに対するメキシコの政策を転換する可能性も示唆した。
ロペスオブラドール氏は5日の記者会見で「トランプ大統領に招待状を送る。われわれは隣国同士で、経済および貿易面で関係を築いているほか、友情の絆で結ばれている」と語った。
また、反米左派政権のベネズエラが直面する経済危機にメキシコ政府としてどう対処するかと問われると「外交政策では民族自決主義に基づく不干渉方針を適用する」と回答。
他国への不干渉の方針はメキシコの外交政策の基盤だが、ペニャニエト現政権は、ベネズエラのマドゥロ大統領の政策を反民主主義的だとして公に批判してきた。
ロペスオブラドール氏は会見で、次期外相候補を側近のマルセロ・エブラル氏に変更すると発表した。エブラル氏はロペスオブラドール氏の後にメキシコ市長を務めていた。