トランプ米大統領は16日、ヘルシンキで開かれたロシアのプーチン大統領との2時間に及ぶ1対1の首脳会談について「良いスタート」だったと述べた。
両首脳が通訳だけを交えた単独会合を延長したことから、同首脳会談の進行は予定よりも遅れた。ソ連崩壊で失った米国と対等のステータスを取り戻すという意味で、イメージの回復を後押しした同首脳会談は、プーチン大統領にとって始まる前から既に勝利したも同然だった。
側近らも交えた会合の前に、トランプ氏は首脳会談について「皆にとって非常に良いスタート」だったと話した。これより先、トランプ氏は首脳会談の冒頭で「通商から軍事、ミサイル、核兵器、中国に至るあらゆる問題が」協議されると述べていた。
プーチン大統領は「われわれ2国間関係と世界における問題点について今こそ深く協議するときだ」と話した。
原題:Trump Calls One-on-One With Putin ‘Good Start’ in Helsinki Talks(抜粋)