[スタンフォード(米カリフォルニア州) 24日 ロイター] – ポンペオ米国務長官は24日、オーストラリアのビショップ外相と会談し、南太平洋諸国は中国より米国との同盟を選ぶとの自信を示した。

会談後の会見でポンペオ氏は「南太平洋諸国は、他の大半の地域と同様、米国との同盟関係の影響力が大きいことを理解していると思う。米国は数十年にわたり一貫して、民主主義的価値を提示してきた」と話した。

一方、マティス米国防長官はカリフォルニア州でペイン豪国防相と会談。「国の大小を問わず、領土の保全や主権などにおいて敬意を持って処遇される」太平洋地域を、自由で開かれた地域にする必要性で、米豪が合意したと述べた。

共同声明で両国は「開放的で包括的、豊かで、規則に則ったインド太平洋の形成」への協力にコミットすると表明。マティス長官とペイン国防相は、サイバー空間などにおける安全保障上の脅威の解決に向け協力する覚書に署名した。

太平洋で中国の影響力が高まる中、豪州は外交交渉の強化に努めている。