米フェイスブックは同社のソーシャルネットワーク上で不正なアカウントを使い、米中間選挙に影響を及ぼそうとする継続的な活動を特定したと発表した。
フェイスブックは31日、ブログへの投稿で「調査はまだ極めて初期の段階であり、背後に誰がいるのかを含め、全ての事実を把握しているわけではない」と説明。その上で、「そうしたアカウントを開設したのが誰であれ、正体を隠すという点では、過去にあったロシア本拠のインターネット・リサーチ・エージェンシーよりもずっと進んでいることは明らかだ」と加えた。
フェイスブックは、先週以降フェイスブックのページ8つならびプロフィル17件、またインスタグラムのアカウント7件で規定違反が見つかったと説明。同社はそうした情報を法務執行機関や議会、他のテクノロジー企業と共有した。
フェイスブックは偽アカウントが来週ワシントンで現実の抗議活動を計画していたとし、その前にこうした事実を公開したと説明。同社のサイバーセキュリティー方針を統括するナサニエル・グライシャー氏は、これらの偽アカウントが「同じような活動に携わり、すでに知られているインターネット・リサーチ・エージェンシーのアカウントと関係のあるケースもある」と明らかにした。
中間選挙に干渉しようとする動きについては、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が先に報じていた。
原題:Facebook Finds Ongoing Evidence of Election Interference (2)(抜粋)