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ポンドは一時0.6%安、英当局者発言で合意なきEU離脱を懸念
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ドルは主要10通貨大半に対して上昇、ユーロは対ドル横ばい
6日のニューヨーク外国為替市場ではドルが主要10通貨の大半に対して上昇した。米国株高が支援材料になった。S&P500種株価指数は1月以来の高値を付けた。トレーダーは週内の企業決算発表と米国債入札に注目している。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は反発した。一方でポンドは全面安。ドルに対して一時は0.6%安の1ポンド=1.2920ドルと、昨年9月以来の安値を付けた。フォックス英国際貿易相が国内紙とのインタビューで、英国が無秩序な欧州連合(EU)離脱に向かっていると述べたことが売り材料となり、ドルに対しては主要通貨で最大の下げとなった。
ニューヨーク時間午後4時30分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前週末比0.2%上昇。ポンドは対ドルで0.4%下げて1ポンド=1.2944ドル、ユーロは対ドルで0.1%安の1ユーロ=1.1553ドル。ドルは円に対し0.1%上昇し1ドル=111円41銭。
ユーロはドルに対して欧州時間の下落分の大半を埋め、前週末比ほぼ変わらずとなった。6月21日と5月29日に付けた1.1509-1.1510ドルがテクニカル分析上の下値支持線となっている。
欧州時間の取引
ドルが上昇し、前週末の米雇用統計発表後の下げを一部埋めた。経済指標の発表が少ない週を迎え、英国が合意なしでEUを離脱するとの懸念でポンドが売られた。ドイツの製造業指標が予想を下回り、貿易摩擦の悪影響がドイツ経済に及んだことを示唆したことから、ユーロは軟調に推移した。
原題:USD Gains as S&P 500 Hits 6-Month High, GBP Slumps: Inside G-10(抜粋)
Dollar Gains as Brexit-Hit Pound Echoes Euro Drop: Inside G-10