12日、スペイン北西部ビーゴ市の遊歩道が崩落した現場で、救助活動を行う消防隊員(EPA時事)
12日、スペイン北西部ビーゴ市の遊歩道が崩落した現場で、救助活動を行う消防隊員(EPA時事)

観客が跳びはねて?遊歩道崩落
観客が跳びはねて?遊歩道崩落

【パリ=作田総輝】AFP通信によると、スペイン北西部の港湾都市ビーゴで12日深夜、海沿いの遊歩道が崩落し、コンサートを聴きに集まっていた客ら377人が海に転落するなどして負傷した。うち9人が重傷という。

 地元当局によると、崩落したのは、長さ約30メートル、幅約10メートルの木造の遊歩道で、1990年代に建設されたという。事故当時、ラップ歌手のコンサートが開かれており、遊歩道には多くの若者らが詰めかけていた。地元メディアは、ラップ歌手が聴衆に跳びはねるよう呼びかけた直後に崩落したと伝えている。地元当局は「過度の負荷がかかったために崩落した」との見方を示しており、今後、詳しい原因を調査する。