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中国は月内に王受文商務次官を米国に派遣し米財務次官と会談へ
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中国はトランプ大統領の決意を侮るべきでない-クドロー氏
トランプ米大統領は米中両国が全面的な貿易戦争回避の取り組みで約2カ月ぶりとなる通商協議を準備する中、中国に交渉の場でより多くを提示するよう促した。
トランプ大統領は16日にホワイトハウスで開いた閣議で「われわれは中国と話す。彼らは大変話したがっている」と述べ、「彼らは受け入れ可能な取り決めをわれわれに提示できていない。米国にとって公正な取り決めを得られるまで、われわれはどんな取引も行うつもりはない」と言明した。
これに先立ちクドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、中国が王受文商務次官を米国に派遣し今月中にマルパス財務次官(国際問題担当)との会談に臨むと発表したことを歓迎。同委員長は16日にCNBCに対し、「中国が代表団を送ってくるのは良いことだ、しばらくこういったことはなかった」とコメント。その上で、「知的財産権侵害と技術移転強要の阻止を図り、関税と非関税障壁、割り当ての撤廃を目指すこの戦いを続けるトランプ大統領のタフさと意思を、中国当局は決して侮るべきではない」と述べた。
原題:Trump Pushes China for Better Deal as Trade Talks Set to Resume(抜粋)