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トランプ大統領:中国と欧州は為替を操作している-ロイター
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米利回り低下で円は対ドルで回復、週明けで薄商い
20日のニューヨーク外国為替市場ではドルが続落。トランプ米大統領がパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長率いる金融当局の利上げに不満を漏らしたとのブルームバーグの報道が伝わり、ドル売りが優勢になった。
週明けで商いは薄かった。今週は7月31日-8月1日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表や、ワイオミング州ジャクソンホールでのシンポジウムが予定されている。
ドルは主要10通貨の大半に対して下げた。取引終盤にロイター通信が報じたところによると、トランプ大統領は中国と欧州が為替を操作していると語った。報道を受け、ドルはこの日の安値圏に沈んだ。
アトランタ連銀のボスティック総裁は、米経済は非常に堅調で、国内総生産(GDP)は力強いと述べた。
ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前営業日比0.2%低下。ドルは対円で0.4%下げて1ドル=110円07銭。対ユーロでも0.4%安の1ユーロ=1.1482ドル。
欧州のトレーダーによると市場はなお夏休みモードで、出来高はスポット、オプションの両市場で平均を下回った。
ドルは対円で前週末終値を挟んでもみ合う場面が目立ったが、米国の利回り低下を背景に円は回復した。
欧州時間の取引
ユーロには戻り待ちの売りが根強く、一時1.14ドルを割り込み、1.1394ドルを付ける場面もあった。
原題:Dollar at Daily Low After Trump Rate-Hike Lament: Inside G-10(抜粋)
Euro Struggles With Leveraged Offers; Dollar Steady: Inside G-10