[ニューヨーク 23日 ロイター] – 終盤のニューヨーク外為市場でドルが6日ぶりに反発。米中双方が互いの製品160億ドル相当に25%の追加輸入関税を発動する中、ドルに買い戻しが入った。
米中貿易協議は2日目に入ったが、大幅な進展は期待できないとの見方が大勢。「トランプ大統領も政治的に厳しい現状を考えれば譲歩はできない」(CMCマーケッツ)とみられる。
オフショア取引でドルは人民元CNH=に対し0.7%高の6.891元。主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.6%高の95.687。前日の海外市場では94.934と約3週間ぶり安値を付けていた。
こうした中、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が翌24日にワイオミング州ジャクソンホールで行う年次経済シンポジウムの講演について、ある市場関係者は「FRBの金融政策運営は年内は自動操縦のため、短期的な金融政策への影響はほぼゼロ」と話す。
ユーロ/ドルEUR=は約0.6%安の1.153ドル。豪ドルAUD=D4は1.4%と大幅に値下がりし0.724ドル。ターンブル首相は23日、与党自由党の過半数が党首選の再実施を求めれば、24日にも実施する考えを明らかにした。
ドル/円JPY=は0.7%高の111.26円。
ドル/円
NY終値 111.28/111.31
始値 110.77
高値 111.31
安値 110.76
ユーロ/ドル
NY終値 1.1537/1.1541
始値 1.1586
高値 1.1590
安値 1.1530