[ワシントン 6日 ロイター] – 米国とカナダは6日、前日再開した北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を巡る2国間協議を継続した。ただ、乳製品、メディア企業の保護、紛争解決プログラムの3つの問題で合意に至っていないという。

米国側の関係筋は、双方が意見の隔たりを埋められるか、あるいはトランプ米大統領がメキシコとの二国間合意を推進するのかはなお不透明だと述べた。

 

この関係筋は残る問題は3つだとした上で、「問題はカナダが(乳製品に関する)義務について後退していることだ」と指摘した。

カナダのフリーランド外相はこの日、ここまでの協議について「ポジティブで建設的」との認識を示し、両国が詳細な協議を続けると述べたが、具体的な内容には踏み込まなかった。

米下院歳入委員会のブレイディー委員長は記者団に、カナダの乳製品を巡る数量規制や紛争解決手続きなどの問題で双方の意見に開きがあると述べた。