神奈川県で11日に開幕したセーリングの「ワールドカップ(W杯)江の島大会」の開会式で行われたイルカショーが批判され、日本セーリング連盟の河野博文会長が同日、謝罪を表明した。
この大会は、2020年東京五輪・パラリンピックのテスト大会を兼ねて同県藤沢市の江の島ヨットハーバーを拠点に行われている。開会式は9日、W杯会場近くの新江ノ島水族館で行われ、アトラクションとして実施されたイルカショーが、一部の外国人選手から批判され、大会を統括する国際団体のワールドセーリングが「開会式の内容について事前に(主催者から)連絡を受けておらず、容認できない」との声明を出した。海外ではイルカを保護する動きが広がっており、河野会長は11日、「イルカの扱いは国、個人によって考え方に違いがある。我々は慎重さを欠き、不快な思いをされた方にはおわびしたい」と述べた。