ワシントンを訪れている立憲民主党の枝野代表は、おととし行われたアメリカ大統領選挙の民主党の候補者選びで、若者などから支持を集めたサンダース上院議員と会談し、格差是正や民主主義の在り方をめぐり意見を交わしました。

立憲民主党の枝野代表は、日本時間の14日未明、訪問先のワシントンで、おととし行われたアメリカ大統領選挙の民主党の候補者選びで、格差の是正を前面に掲げ若者などから支持を集めて、クリントン元国務長官と最後まで争ったサンダース上院議員と会談しました。

この中で、サンダース氏は「若者の学費負担の問題をしっかりと受け止め、アピールしたことが支持につながった。国民の声に寄り添って、政治的な主張をしていくことが重要だ」と指摘しました。

これに対し枝野氏は、立憲民主党が「草の根からの民主主義」を掲げていると説明し、「全く同感だ」と応じました。

会談のあと、枝野氏は、記者団に対し「『世界的に民主主義が危機にあるのではないか』という危惧が語られ、意気投合した。若者の貧困の問題などは、われわれも共通しているので、しっかりアピールしていかなければならない」と述べました。