ブラジルで開かれた国際捕鯨委員会(IWC)総会は14日、商業捕鯨再開を盛り込んだ日本提案を否決して閉幕した。農林水産省の谷合正明副大臣は閉幕後の記者会見で「IWCが機能を果たせていないことを痛感した」と非難した。総会に続いて、脱退の可能性に言及した。
谷合氏は記者会見で捕鯨支持国と反捕鯨国の共存を目指す提案が否決されたことを「重く受け止めていく」と語った。
また、谷合氏は総会で「あらゆる選択肢を精査せざるを得ない」と発言。閉幕後の記者会見でも「具体的には今回の結果を精査して決めていく」と述べ、再び脱退の可能性に言及した。(共同)