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トランプ大統領のロシア共謀と司法妨害の2点について近く判断
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ローゼンスタイン司法副長官は速やかな捜査終了望む-関係者
米大統領選へのロシア介入疑惑を捜査するモラー特別検察官は、捜査結果の中核的な部分を11月の中間選挙後間もなく報告する見通しだ。米当局者2人が明らかにした。モラー氏に対しては、さらに起訴を増やすか、そうでなければ捜査を終了するよう圧力が高まっている。
匿名を条件に述べた当局者2人のうち1人によると、モラー氏は今回の捜査で最大の焦点となっている疑惑のうち2点について近く判断を提出する。その2点とは、2016年の大統領選挙でロシアとトランプ陣営の間で共謀があったことを示す明らかな事象があったのか、またトランプ大統領が司法妨害に相当する行動を取ったのかどうかだ。
モラー氏が捜査結果を提出できるのは上司だけと規定されている。現在はローゼンスタイン司法副長官だ。このためモラー氏が公然と起訴に踏み切らない場合、結果が公表されるとは限らない。同氏の上司にあたる当局者が、捜査結果のうち議会に報告する部分と公表する部分を決める上である程度の裁量が認められている。
別の米当局者は、ローゼンスタイン氏は可及的速やかな捜査終了を望んでいる意向を鮮明にしていると語った。当局者らはモラー氏の捜査結果の詳細について触れなかった。モラー氏のオフィスはコメントの要請に応じなかった。
原題:Mueller Said Ready to Deliver Key Findings in His Trump Probe(抜粋)
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