【カイロ時事】サウジアラビアのムハンマド皇太子は24日、首都リヤドで開かれている国際経済フォーラム「未来投資イニシアチブ」で、トルコのサウジ総領事館で起きたサウジ人記者ジャマル・カショギ氏殺害疑惑について「不快な事件だ。すべてのサウジ人にとって痛ましく、正当化されない」と語った。その上で「正義は勝つ」と述べ、事件に関わった容疑者全員を罰する意向を改めて強調した。
ムハンマド皇太子が公の場で疑惑に言及するのは、今月2日の事件発生後初めて。皇太子が指示した疑いが取り沙汰されているが、自身の関与の有無については直接触れなかった。