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殺害過程、計画的な犯行だったことを示す-イスタンブール主任検事
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検察発表でトルコとサウジの緊張関係は続く公算大
サウジアラビア人コラムニストのジャマル・カショギ氏は、イスタンブールのサウジ領事館に入館した直後、事前の計画どおり絞殺されたと、イスタンブールの主任検事が明らかにした。この発表でトルコとサウジの緊張関係は続く公算が大きい。
イスタンブール検察は、カショギ氏の遺体が殺害後に切断、損壊されたとも発表。殺害が計画的な犯行だったことを示すものだと指摘した。
カショギ氏の行方が今月初めに不明になって以来、トルコ当局は事件の重要な展開を戦略的にメディアにリークしてきた。ここ数日間は報道が途絶えていたが、31日には再び各社が匿名のトルコ政府筋の情報として、事件捜査のためサウジがトルコに派遣したサウジ人検事が真相究明に非協力的だと伝えた。
イスタンブール検察は「被害者であるジャマル・カショギ氏は10月2日、イスタンブールのサウジアラビア総領事館に入館した直後、絞殺された。これは計画が事前に立てられていたことと符合する」と説明した。
トルコ紙ヒュリエトによると、総領事館を訪れトルコ当局者らと会談したサウジ人検事は、容疑者引き渡し要求にサウジは応じないとあらためて言明した。
原題:Khashoggi Was Strangled Upon Entering Consulate, Turkey Says (2)(抜粋)