初会合が延期されたのは自民党の「衆議院改革実現のためのPT」。小泉氏らが二階幹事長に働きかけて設置が実現した。「党・政治制度改革実行本部」(本部長=棚橋泰文・元科学技術相)の下部組織で、座長に萩生田光一幹事長代行、事務局長に小泉氏が就くことが決まっている。

 小泉氏は6日、記者団に「自民党に、党として(国会改革に向けて)動く場が立ち上がることは大きな意味がある」とPT設置の意義を強調していた。

 しかし、PTに参加するメンバーを巡って一部議員が反発し、初会合は見送りに。小泉氏は、自らの呼びかけで発足した超党派の「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」が7月にまとめた改革案について、党執行部の「お墨付き」を得た上で野党に協力を求める戦略を描いていたが、出ばなをくじかれた。