[アイダホフォールズ(米アイダホ州) 12日 ロイター] – デーリー米サンフランシスコ地区連銀総裁は12日、米連邦準備理事会(FRB)は今後2、3回の追加利上げを迫られる見込みだが、来月12月の利上げが必要かどうかの判断は時期尚早との考えを示した。

総裁は記者団に対し「私の経済モデル予測では今後2、3回の利上げ(が必要)ということだが、具体的な時期は定かでない」とした上で、12月利上げについては「それが本当に必要かどうかを述べるのは時期尚早だと思う」と語った。

FRBは金利を段階的に中立水準へ引き上げるべきとし、自身が考える中立水準は2.5ー2.8%の間とした。一部の当局者が主張する制約的な金融政策が来年必要かとの問いには、そうした議論は時期尚早だと応じた。

◯ 労働市場参入時の賃金は平均以下、緩慢な賃金上昇の要因か=SF連銀総裁<ロイター日本語版>2018年11月13日 / 06:29

[アイダホフォールズ(米アイダホ州) 12日 ロイター] – デーリー米サンフランシスコ地区連銀総裁は12日、労働市場に参入する人の賃金は平均以下にとどまる一方、1年以上職を持っている人の賃金は伸びているとした上で、こうした構造的要因により賃金の伸びが緩慢になっている可能性があるとの見方を示した。