• イーサリアム、ライトコインは2桁の下落率
  • 米SEC、16日に仮想通貨発行2社に初の民事制裁金

19日の市場では、仮想通貨が下落を再開。ビットコインは2017年10月以降で初めて5000ドルを割り込んだ。最も規模の大きい仮想通貨の1つであるビットコインキャッシュの分裂や、イニシャル・コイン・オファリング(ICO、新規仮想通貨公開)に対する規制当局の監視強化が影響している。

ビットコインは一時、前週末比9%安の4958ドルまで売られた。その他の仮想通貨はさらに下げがきつく、イーサリアムは一時12%安、ライトコインは13%安で、XRP(通称リップル)だけが逆行高となっている。時価総額の大きい仮想通貨の指標であるブルームバーグ・ギャラクシー・クリプト指数は8.3%下げ、このまま取引を終えれば1年ぶりの安値となる。

米証券取引委員会(SEC)は16日、仮想通貨を発行したエアフォックスとパラゴン・コインの2社に対し、ICOを証券として登録していなかったとして初の民事制裁金を科した。両社には投資家への賠償としてそれぞれ25万ドル(約2800万円)の制裁金支払いと、証券としての登録を命じた。

原題:Cryptocurrencies Plummet, With Bitcoin Breaking Below $5,000(抜粋)