[ニューヨーク 4日 ロイター] – 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は4日、米経済が「極めて好調に」推移する中、連邦準備理事会(FRB)が来年も追加利上げを継続していくとの見通しを示した。

ウィリアムズ総裁は記者団に対し、労働市場が「非常に堅調」で健全であることを示す多くの兆候が見られるほか、2019年の米成長率が潜在成長率を上回る2.5%近辺で推移すると予想し、米景気の拡大期が来年半ばに史上最長を記録する見通しだと語った。

その上で「こうした堅調な成長と労働情勢、インフレ率が目標近辺で推移するとの見通しと、見通しを巡る多様なリスク要因を踏まえ、段階的な利上げの継続が持続的な景気拡大とFRBの二大責務達成を助長する上で最善」と予想した。

FRBが12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを実施し、来年はあと3回利上げすると予想されているが、先物市場では、米国外での景気悪化や米住宅市場の減速などを背景に、FRBの追加利上げにブレーキがかかるとの見方が浮上している。