[サンパウロ 12日 ロイター] – 日産自動車(7201.T)前会長のカルロス・ゴーン容疑者がブラジル・リオデジャネイロで利用していた住宅について、ブラジルの裁判所はゴーン容疑者のほか、娘のキャロライン氏に個人的な所有物を持ち出すために出入りする権利を認める判断を下した。ロイターが入手した法務文書で明らかになった。

キャロライン氏はこのほどブラジルを訪問。「衣料品、写真、書籍、時計、宝飾品、文書」などの個人的な所有物を持ち出すことが可能になる。報酬過小記載などの疑いで逮捕され勾留中のゴーン前会長の代理人が所有物を持ち出すには2人の法務担当官が同行する必要がある。

この件に関して日産のブラジル法人からコメントは得られていない。米国内にいるゴーン前会長の家族の代理人からもコメントは得られていない。