【北京時事】中国税関総署が14日発表した2018年の貿易統計によると、北朝鮮からの輸入額は前年比88%減の14億2000万元(約227億円)に急減した。北朝鮮の対外貿易の多くを占める対中輸出が10分の1近くまで減ったことで北朝鮮経済は大きな打撃を受けているとみられる。
国連安保理による対北朝鮮経済制裁に基づき、中国は17年から北朝鮮の主要な外貨獲得源である石炭や鉄鉱石、海産物、繊維製品などの輸入を順次停止しており、18年は通年で北朝鮮の対中輸出が大幅に減った。税関総署の報道官は「中国税関は一貫して全面的かつ厳格に安保理決議を履行している」と強調した。(2019/01/14-18:12)