世界各国の政財界のトップらを集めてスイスで開かれていることしの「ダボス会議」では、徳島県でゴミの削減に取り組む日本人女性が、若手リーダーの1人として会議の共同議長を務めています。
世界経済フォーラムの年次総会、いわゆる「ダボス会議」は22日からスイスで始まり、各国の政財界のトップらが世界的な課題をめぐって意見を交わしています。
ことしは、徳島県の上勝町でゴミをゼロにする活動を進めるNPO法人の理事長、坂野晶さんが若手リーダーの1人として共同議長に選ばれ、IT大手、マイクロソフトのサティア・ナデラCEOらとともに運営を担っています。
坂野さんは初日から記者会見やセッションに参加し、上勝町では80%のゴミをリサイクルできている一方、町の外から入ってくるリサイクルできないものをどうするかが課題になっていることなどを紹介しました。
そして、「あらゆる人が関わらなければごみゼロの社会は実現しない。ローカルの視点から始めることが重要だと思う」として、地域での取り組みを世界的に広げていくことの重要性を訴えました。
ダボス会議は25日まで開かれ、坂野さんは環境問題についてのセッションなどに参加する予定です。