【ベルリン時事】サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で殺害された事件で、調査を行っている国連のカラマール特別報告者は7日、事件は「サウジ当局者が計画、実行した」とする中間報告を公表した。
殺害を指示した疑惑があるムハンマド皇太子の関与の有無には触れなかった。カラマール氏ら調査団は1月28日から今月3日までトルコで調査を実施。調査は今後も続け、6月の国連人権理事会に最終報告書を提出する。
カラマール氏は声明で、殺害は「暴力的かつ綿密に計画されていた」と指摘。トルコ当局の捜査が「サウジの深刻な妨害にあった」と批判した。(2019/02/08-06:48)