[ロンドン 18日 ロイター] – 関係筋によると、英野党・労働党の一部議員が18日、離党を表明する見通し。英国の欧州連合(EU)離脱に対するコービン党首の姿勢や、反ユダヤ主義を巡る問題が原因という。 

離党するのは少数の議員で、5人程度になる可能性がある。コービン党首に対しては、EU離脱の是非を問う2度目の国民投票に向けた運動を開始すべきとの声が強まっていた。 

18日の離党を受けて、別の議員も集団で離党する可能性があるという。 コービン党首は、メイ首相が議会で可決できる離脱協定案をEU側との交渉でまとめられなかった場合、まず解散・総選挙を求める姿勢を崩していない。 

コービン党首を巡っては、一部の議員から、党内の反ユダヤ主義の動きに十分に対処していないとの批判も出ている。 同党首は、党内に反ユダヤ主義の動きが広がるのを認めたことはないと主張、そうした動きを排除する方針を示している。