【ワシントン時事】トランプ米大統領は28日放映された米FOXニュースのインタビューで、金正恩朝鮮労働党委員長との2回目の米朝首脳会談について「(合意文書に)署名する適切な時ではなかった」と説明した。米国が主張する非核化と、北朝鮮の求める制裁解除をめぐって、折り合いがつかなかったとも述べた。
首脳会談の開催地ベトナム・ハノイで収録したインタビューで、トランプ氏は正恩氏に関し「彼は私のことが好きだし、私は彼のことが好きだ」と良好な関係を強調。北朝鮮の非核化を求める姿勢に変更はないと強調するとともに「合意は容易でないが、やらなければならない」と交渉継続に意欲を示した。
トランプ氏は同日夜(日本時間3月1日午前)、大統領専用機で帰国した。(2019/03/01-12:40)