[ワシントン 5日 ロイター] – 韓国の情報機関、国家情報院(NIS)は、北朝鮮が昨年解体を開始した東倉里のミサイル発射施設の一部に復旧の兆候があることを確認した。聯合ニュースが5日報じた。
報道によると、北朝鮮は同施設の屋根とドアを修復している。また「米国の情報もわれわれと同様だ」という。
施設復旧の兆候が検知された時期については報じていない。
ただ、聯合ニュースはNISから説明を受けた国会議員の情報として、寧辺の5メガワットの原子炉は昨年終盤から稼動の兆候はなく、プルトニウム再処理作業が行われた兆候もないと報じた。また、豊渓里の核実験場の地下トンネルは昨年5月以降閉鎖されているという。
米ホワイトハウスと国務省からコメントは得られていない。
北朝鮮は昨年7月、東倉里の西海衛星発射場とロケットエンジン試験台の解体作業に着手したことが衛星写真から確認された。ところが、その後撮影された衛星写真では、作業が8月上旬ころにストップしたことが示されていた。