【ワシントン時事】トランプ米大統領は6日、ホワイトハウスで記者団に対し、北朝鮮がミサイル発射場の復旧を進めていると伝えられたことについて、「もしそうなら、非常に失望する」と表明した。ただ、「まだ初期段階のリポートだ」とも述べ、北朝鮮側の真意を見極める必要があるという考えを示した。

〔写真特集〕北朝鮮、ミサイル発射場復旧の動き=韓国情報機関が報告

 韓国各紙によると、韓国の情報機関、国家情報院は5日、北朝鮮北西部・東倉里のミサイル発射場で、撤去した施設の一部を復旧する動きを把握したと報告。米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)も、2日の人工衛星写真を基に、同発射場の復旧が進んでいると分析した。

 ベトナム・ハノイで行われた2回目の米朝首脳会談が不調に終わったことを受け、北朝鮮側がミサイル開発再開の動きを見せて、けん制している可能性もある。CSISは北朝鮮が「(米国に屈しない)決意を示そうとしているかもしれない」と警鐘を鳴らした。(2019/03/07-06:46)