- 当初20億ドル拠出、30億ドルは今後3年で外部投資家から調達
- 投資対象はヘルスケアや電子商取引、デジタル金融、運輸など
ソフトバンクグループはメキシコ、ブラジル、アルゼンチンなど中南米に投資するファンドを設立した。ファンド規模は50億ドル(5580億円)。
7日の発表資料によると、同社が20億ドルを拠出。澤竹大輔広報担当によれば、今後3年間で30億ドルを外部の投資家から調達する。投資対象はヘルスケア、電子商取引、デジタル金融サービス、運輸、保険。運営責任者にはマルセロ・クラウレ副社長・最高執行責任者(COO)が就く。
中南米は人口が世界の1割、国内総生産(GDP)が中国の2分の1に相当し、インターネットの利用者は3億7500万人、スマートフォンも2億5000万人と米国を上回っている。今後テクノロジーの導入で経済は急速に成長するとソフトバンクGではみている。
同ファンドの創設については、ブルームバーグが2月に報じていた。