韓国野党「自由韓国党」の黄教安(ファン・ギョアン)代表が13日、同党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表が12日の演説で文在寅(ムン・ジェイン)大統領を「金正恩の首席報道官」とたとえたことに対して与党「共に民主党」が抗議したことについて「国会が過去の独裁時代に回帰しているのではないか」と批判した。
黄代表はこの日、国会議員総会の冒頭発言を通じて「権力機関、司法府、メディアをすべて掌握したこの政権が、今や議会まで掌握しようとしているのではないか」とし「左派独裁政権の議会掌握の暴挙」と批判した。
黄代表は「ブルームバーグ通信は『首席報道官』といったが、ニューヨーク・タイムズ(NYT)はもっとひどく『エージェント』と表現した」とし「外国で報道されるときは一言も言えないくせに第一野党の院内代表にしたことを見るがいい。本当にあきれたことだ」と指摘した。
黄代表は「民主党と一部の野党議員はただ大統領の目に入る考えしか頭にないようだ」とし「文在寅大統領とこの政権は野党に凄むようなことを即刻中断し、国民の前で議会暴挙に対して謝罪するよう強力に求める」と明らかにした。