民主党のベト・オルーク元米下院議員が2020年米大統領選への出馬を表明した。複数の立候補者が名乗りを上げ混戦の民主党で大統領候補の指名獲得を目指す。オルーク氏は昨年の中間選挙でテキサス州の上院選に立候補し、現職のテッド・クルーズ氏に僅差で敗れたものの、スター性や選挙資金集めの手腕に注目が集まった。

  オルーク氏は14日朝、ビデオメッセージを通じて「米国の次期大統領として国民のために働く。私はそのために出馬する」と表明。「これはまさに、この国にとって、国民一人一人にとって決定的な瞬間だ」と述べた。

  オルーク氏は出馬を決意した理由の一つとして、「米国の経済や民主主義、気候変動を取り巻く危機がかつてないほど深刻で、これらは相互に絡み合っている」点を挙げた。

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ベト・オルーク氏写真家:Paul Ratje / AFP経由でGetty Images

原題:Beto O’Rourke Jumps Into Crowded Democratic Race for President(抜粋)