自民党の二階幹事長が次の東京都知事選挙で協力する考えを示した小池知事と15日夜、会談しました。知事は都議会で自民党の東京都連と対立していて、会談が再び波紋を呼ぶことも予想されます。

東京都内の日本料理店で行われた二階幹事長と小池知事の会談には自民党の林幹事長代理らも同席し、2時間半余りにわたって意見を交わしました。そして来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、施設のバリアフリー化などを進めるため、連携していく方針を確認しました。

会談のあと、小池知事は記者団に対し、「有意義だった」と述べました。

出席者によりますと、会談は先月、二階氏が呼びかけたもので、来年7月に任期満了を迎える東京都知事選挙については話していないとしています。

ただ二階氏は先週、東京都知事選挙をめぐって、小池知事が立候補を決断すれば全面的に協力する考えを示し、都議会で知事と対立する自民党の東京都連から反発が出たばかりで、会談が再び波紋を呼ぶことも予想されます。