- ドイツ銀とコメルツ銀が正式な合併協議、英離脱案の3度目の採決へ
- 減産の順守状況、737墜落事故の分析、フェイスブックに厳しい目
ドイツ銀行とコメルツ銀行が合併に向けた正式協議に入ることで合意しました。両行とも独自路線を維持するのは難しいとの声が根強い上、グローバルに展開できる金融機関を国内に残しておきたいドイツ財務省がこの合併の強い後ろ盾となっているようです。ただ、労働組合などが反対を表明しており、規制当局の承認を得る必要もあることから曲折が予想されます。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
正式協議
ドイツ銀行とコメルツ銀行は正式な合併協議に入ることで合意した。協議は初期段階だが、独財務省が合併を支持しており、関係者によると独政府は株主としての立場を維持する可能性がある。ドイツ銀行監査役会の主要労組代表は合併に反対を表明している。一方、アリアンツは同社資産運用部門とドイツ銀傘下のDWSグループの統合を模索している。合併が実現すれば、資産規模で欧州4位の銀行が生まれる。
3度目の採決
メイ英首相は自身のEU離脱案の3度目となる採決に向け、議員の支持取り付けに動いている。ハモンド財務相はかなりの数の保守党議員が首相案の支持に回っていると指摘。メイ首相はテレグラフ紙に寄稿し、議会が20日までに合意に達すれば、短期的な離脱延期を求めると表明した。一方、労働党は2回目の国民投票につながる修正案を支持するよう同党議員に求める見通しだ。
道のりはまだ遠い
原油市場の需給均衡の回復に向けた石油輸出国機構(OPEC)と非加盟主要産油国の道のりはまだ遠いと、サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相が指摘した。さらに、産油国の石油相が減産の公約通りの実施を約束していることから、減産の順守状況は改善するとしている。アゼルバイジャンのバクーに集まった主要産油国によると、2月の減産順守率は89%と、1月の83%から改善した。
明らかな類似性
ボーイング737MAX墜落事故について、フライトレコーダーの最初の分析によると、今回のエチオピアでの事故と5カ月前のライオンエアの同型機の墜落事故との「明らかな類似性」が示されたと、エチオピアの運輸相が明らかにした。仏当局がコックピットデータを取り出してから30日以内に仮報告を公開する予定。
厳しい目
ニュージーランドのモスクで50人が犠牲となった銃乱射事件で、フェイスブックが襲撃のライブ動画を掲載していたことで、さらに厳しい目が向けられている。同国のアーダン首相は同社との協議を要望。マレーシアのエアアジアCEO、フェルナンデス氏は自らのフェイスブックアカウントを閉鎖、トルコのエルドアン大統領は襲撃動画を自らのキャンペーンに利用した。同社は24時間で150万本以上の動画を削除し、編集済みコンテンツの削除も予定している。
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