統計不正問題

厚生労働省の統計不正問題などを受けて、立憲民主党は各省庁の統計部門を一元化する「国家統計データ局」を新たに設置し、データを集中的に管理するなどとした提言をまとめ、今後、必要な法案の作成を検討することにしています。

立憲民主党がまとめた提言では「これまでの各省任せの体制が、統計への『無責任さ』の土壌にあり、結果的に悪質な『政治介入』とも受け取られかねない行為を許してきた」と指摘しています。

そして、各省庁の統計部門を一元化する国家統計データ局を新たに設置し、統計調査で得られたデータを集中的に管理するとともにAI=人工知能などを生かした集計システムの構築を進めるとしています。

また、統計を作成するための予算や人員の配分が不十分で、専門家を育成するため人事制度を見直すなど、体制を強化すべきだとしています。立憲民主党は今後、提言の実現に必要な法案の作成を検討することにしています。