カルロス・ゴーン前会長兼CEO
カルロス・ゴーン前会長兼CEO Photographer: Takaaki Iwabu/Bloomberg

フランスの自動車メーカー、ルノーは日本で起訴されたカルロス・ゴーン前会長兼最高経営責任者(CEO)の2018年報酬のうち、変動部分を取り消す可能性が高いと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ゴーン被告の変動報酬は約22万5000ユーロ(約2800万円)という。

  関係者らによれば、ルノーの報酬委員会は3日に、ゴーン氏が受給できる18年の報酬は固定給の100万ユーロに限定すると勧告する。関係者らは非公開の情報だとして匿名を条件に語った。関係者のうち1人によれば、変動報酬の支払いは留保される。

  ルノーの広報担当はコメントを控えた。

原題:Ghosn’s Pay Is Said to Be Cut by Renault After Arrest in Japan(抜粋)