[パリ 3日 ロイター] – 仏自動車大手ルノー(RENA.PA)は3日、取締役会を開き、前会長兼最高経営責任者(CEO)のカルロス・ゴーン被告に対する年金支給を認めないことを決めた。
また社内調査の結果、「疑問の余地がある秘密の取引」が判明したと指摘。中東の業者への不審な支払いについて、司法当局に通報したことも明らかにした。
ゴーン被告は1月、ルノーの会長とCEOを辞任。同社に近い関係者は、ゴーン被告が取締役会に辞任を伝える書簡で、年金受け取りの権利があると主張していた。
しかし、ルノーは辞任を受けゴーン被告に年間76万5000ユーロ(85万9000ドル)に上る年金受け取りの権利はなくなったと説明。関係筋はこの日の取締役会後、被告の弁護士に誤解があったと指摘した。
また取締役会は2018年の変額報酬支給(22万4000ユーロ)の停止を株主に諮ることを決めた。取締役会のメンバー数を20人から18人に減らすことも承認した。
ロイターは先に、ルノーの社内調査で、ゴーン被告在任時にオマーンのパートナー会社に不審な支払いがあったと報じたが、 ルノーはこの日、「仏司法当局に対し、中東のルノー取引業者への支払いに関する問題を通報した」と明かした。取引がこれまで明らかにされていないほか、疑問の余地があり、社内の倫理規定にも反すると説明した。