先週、北京で行われた米中閣僚級貿易協議に出席した、ムニューシン米財務長官(右)、中国の劉鶴副首相(中央)、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表=3月29日、北京(EPA時事)

 【ワシントン時事】米中両政府は3日、ワシントンで閣僚級の貿易協議を再開した。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は同日、中国が最近、過去の知的財産権侵害や米企業に対する技術移転の強要、ハッキング行為を初めて認めたと記者団に明らかにした。今回の協議日程は5日まで3日間の見通しだが、延長する可能性にも言及した。

 閣僚級協議は先週の北京会合に続く開催。米国はライトハイザー通商代表部(USTR)代表、中国は劉鶴副首相がそれぞれ責任者を務める。中国による不公正貿易慣行の是正策をまとめた合意文書案を固めた上で、目指す月内の首脳会談の開催にめどを付けられるかが焦点。