4日、ソウルの外務省内の会談場に置かれたしわが付いた韓国国旗の前で握手する韓国の趙顕・第1次官(左)とスペインのバレンスエラ外務次官(スペイン外務省のツイッターより)

 【ソウル時事】韓国とスペインの外務次官による会談の場に、しわのついた韓国国旗を掲げたとして、韓国外務省は8日付で担当課長を処分した。韓国メディアが報じた。国旗のしわをめぐっては、外務省の「綱紀の緩み」を批判する声が上がっていた。

【世相コラム】日韓関係はなぜ悪化するのか

 しわが寄った韓国国旗は4日、ソウルの外務省で開かれた韓国とスペインの戦略対話の会談場で使用された。しわに気付いた職員が直そうとしたものの間に合わず、韓国の趙顕・第1次官とスペインのバレンスエラ外務次官は、しわのある国旗を背に写真撮影を行った。

 スペイン国旗にしわはなかったものの、外務省は責任を問う形で担当課長を「本省勤務」とする処分を下した。経緯も調査するという。