【パリ時事】日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者の妻キャロルさんが、フランスのラジオ局RTLのインタビューに応じ、日本へ戻り、東京地検の聴取を受ける用意があると答えた。RTLが、8日放送予定の番組の一部をインターネット上で事前公開した。
「日本に戻る用意はあるか。逃亡ではないのか」と問われたキャロルさんは「もちろん戻る。今は事件について調べ、夫を助けるためにここにいる」と主張。「その後、夫のそばにいるため日本に戻る。一人にさせておくのは耐えられない」と述べた。
キャロルさんは、ゴーン容疑者が日本時間の4日に再逮捕された際の状況を説明。キャロルさんの行動も監視され、「シャワーを浴びるのにも女性捜査員が浴室までついてきた。まるでテロリストのように扱われた」と強調。「非常に屈辱的だった」と振り返った。