[ワシントン 11日 ロイター] – トランプ米大統領が見込んでいる元ピザチェーン経営者、ハーマン・ケイン氏の米連邦準準備理事会(FRB)理事への指名が厳しい状況に陥っている。共和党の上院議員4人が反対する意向を示し、指名承認に必要な支持が得られない可能性が高まっているためだ。 

ケビン・クレーマー上院議員は電子メールで、「今日投票しなければならないとしたら、私は反対票を投じるだろう」と表明した。 

上院では民主党議員全員に加え2人の議員が反対すれば、ケイン氏のFRB理事就任に必要な過半数が得られない。 

ケイン氏からのコメントは得られていない。 

各報道によると、共和党のミット・ロムニー議員、リサ・マーカウスキー議員、コリー・ガードナー議員および民主党議員全員がケイン氏の理事就任について反対する意向を示している。