【ソウル時事】韓国南東部・釜山の日本総領事館近くの公園脇の歩道に徴用工を象徴する像が設置された問題で、釜山市警察当局者は12日、像を撤去したことを明らかにした。総領事館関係者も撤去を確認した。
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像をめぐっては、日本総領事館が「公園は総領事館から百数十メートルしか離れておらず、デモの拠点になりかねない」として、市当局などに適切な対応を求めていた。
像を置いた労働団体は11日、道路などを直接管理する釜山市東区との協議で、像を公園内に移して設置することが認められたと発表した。しかし、釜山市はこれを容認せず、市と労働団体の対立が表面化。市は「行政代執行(撤去)を実施する」と警告していた。