【オーガスタ(米ジョージア州)時事】男子ゴルフのメジャー第1戦、マスターズ・トーナメントは14日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGC(7475ヤード、パー72)で最終ラウンドが行われ、43歳のタイガー・ウッズ(米国)が70で回り、通算13アンダー、275で14年ぶり5度目の優勝を遂げた。賞金は207万ドル(約2億3200万円)。
ウッズのメジャー制覇は2008年全米オープン以来で通算15勝目。歴代最多のジャック・ニクラウス(米国)の18勝に迫った。ツアー通算では81勝目で、サム・スニード(米国)の最多勝にあと1勝とした。
ウッズは2打差の2位でスタート。上位の混戦が続いたが、15、16番の連続バーディーなどで抜け出し、メジャー大会で初の逆転優勝を飾った。
松山英樹は3アンダーで32位。アマチュアの金谷拓実(東北福祉大)は5オーバーの58位で、11年の松山英樹以来のローアマは逃した。小平智は6オーバーで61位だった。
◇優勝者の略歴
タイガー・ウッズ(米国)生後6カ月でゴルフに興味を持ち、3歳でハーフ48をマーク。アマチュアで活躍し、96年にプロ転向。97年マスターズを史上最年少の21歳3カ月で制し、同年6月に世界ランキング1位。99年に全米プロ、2000年に全米オープン、全英オープンで勝ってグランドスラム達成。けがなどで低迷し、腰の手術から復帰して18年ツアー選手権で優勝し、5年ぶりで通算80勝目。185センチ、84キロ。カリフォルニア州サイプレス出身。43歳。