ワシントンで行われていた日米の新たな貿易交渉の初会合が終わりました。茂木経済再生担当大臣は記者団に対し、農産品や自動車を含む物品関税の交渉を開始したとしたうえで、デジタル貿易の交渉を行うことでも合意したと明らかにしました。
茂木経済再生担当大臣とライトハイザー通商代表による日米の新たな貿易交渉は、日本時間の17日午前3時ごろから、3時間近くにわたって2日目の協議が行われ、すべての日程を終えました。
このあと、茂木大臣は記者団に対し、去年の日米首脳会談の共同声明に沿って交渉を行うことを再度、確認したとしたうえで、「きのうから農産品、自動車を含む物品貿易の議論を開始し、お互いの立場などについて、率直な意見交換をすることができた。よいスタートが切れたと考えている」と述べました。
そして、「早期の成果に向け、これらの議論を加速することとし、またデジタル貿易の取り扱いも、適切な時期に議論を行うこととした」と述べ、物品関税以外の交渉分野として、デジタル貿易をめぐる交渉を行っていくことでも合意したことを明らかにしました。