• トランプ大統領と習近平国家主席による5月中の合意署名目指す
  • USTR代表と米財務長官が今月末訪中、中国副首相は5月訪米

米国と中国の高官は、通商問題での合意締結に向けて直接会う形のハイレベル協議をさらに2回予定している。5月初めまでに妥結し、トランプ大統領と習近平国家主席が同月中に合意に署名することができるよう目指す。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

  米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表とムニューシン米財務長官は4月29日の週に北京を訪問する計画。関係者が匿名を条件に話した。中国の劉鶴副首相がその翌週に協議のためワシントンを訪れる予定だという。劉副首相の訪米中に、両国の当局者は交渉妥結と、合意署名のための米中首脳会談の詳細を発表したい意向で、その場合、5月下旬の会談開催が設定されることになりそうだと関係者は語った。

  ライトハイザー代表の報道官は訪中予定についてコメントを控えた。

  トランプ大統領は4月4日、合意の枠組みをまとめるのに4週間、詳細文書の策定に2週間必要となる可能性を示していた。

  米中によるさらなる貿易協議の計画は米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に報じた。

原題:U.S., China Said to Aim for Early-May Announcement on Trade Deal(抜粋)