選挙

夏の参議院選挙の前哨戦となる衆議院の2つの補欠選挙は21日投票が行われ、自民党は衆議院大阪12区と沖縄3区のいずれも敗れる結果となりました。一方、統一地方選挙の後半戦では3つの県庁所在地の市長選挙で、いずれも現職が当選を果たしました。

衆院補選 大阪12区

このうち前の衆議院議員と新人の合わせて4人の争いとなった衆議院大阪12区の補欠選挙は日本維新の会の新人で会社役員の藤田文武氏(38)が、公明党が推薦した自民党の新人らを破り、初めての当選を果たしました。

衆院補選 沖縄3区

沖縄3区の補欠選挙は立憲民主党、国民民主党、共産党、自由党、社民党、地域政党の沖縄社会大衆党が支援した無所属の新人で、フリージャーナリストの屋良朝博氏(56)が、公明党と日本維新の会沖縄県総支部が推薦した自民党の新人を破って初めての当選を果たし、自民党は補欠選挙ではいずれも敗れる結果となりました。

県庁所在地3市長選はいずれも現職が当選

また21日は統一地方選挙の後半戦として、無投票を除く全国合わせて721の市区町村長や市区町村議員の選挙の投票が行われました。

このうち現職と新人の2人の争いとなった水戸市長選挙は現職の高橋靖氏(53)が3回目の当選を果たしました。

現職と新人合わせて4人の争いとなった長崎市長選挙は現職の田上富久氏(62)が4回目の当選を果たしました。

現職に共産党の新人が挑む構図となった大分市長選挙は現職の佐藤樹一郎氏(61)が2回目の当選を果たし、3つの県庁所在地の市長選挙でいずれも現職が当選しました。

市長選 女性が過去最多6人当選

女性の新人どうしの争いとなった兵庫県芦屋市の市長選挙は、元市議会議員の伊藤舞氏(49)が自民党が推薦した元県議会議員を593票差で破って、初めての当選を果たしました。

統一地方選挙の後半で行われた市長選挙では、24人の女性が立候補し、これまでで最も多かった前回・4年前の4人を上回る6人が当選し、過去最多を更新しました。

市区長選での最高齢当選者は84歳

一方、現職に対し、35歳の新人らが挑んだ東京 北区の区長選挙は現職の花川與惣太氏、84歳が5回目の当選を果たし、統一地方選挙の後半で行われた市区長選挙で最高齢の当選者となりました。