[25日 ロイター] – 米アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)が25日公表した第1・四半期決算は、クラウドや広告サービスの需要が急拡大して利益が市場予想を上回った。ただ、第2・四半期は控えめな見通しを示した。
株価は時間外取引で1%上昇した。
純利益は倍増超の35億6000万ドル(1株当たり7.09ドル)、リフィニティブがまとめた1株利益のアナリスト予想は4.72ドルだった。
純売上高は17%増の597億ドルと、アナリスト予想平均の596億5000万ドルを上回った。 広告などの売り上げが34%急増して27億ドル、クラウド事業のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)売上高は41%増の77億ドルとなった。
営業費用は12.6%増えて552億8000万ドル。電気自動車(EV)メーカーのリビアン・オートモーティブや、自動運転車の新興企業オーロラへの投資のほか、「プライム」プログラム、独自動画コンテンツなどに関連した支出を行った。
第2・四半期の営業利益見通しは最大36億ドルとした。ファクトセットがまとめたアナリスト予想は42億ドルとなっていた。
純売上高見通しは595億─635億ドルとした。中間水準はアナリスト予想平均の623億7000万ドルを下回った。