【サンパウロ時事】ベネズエラの独裁的な反米左派マドゥロ大統領に牛耳られた国権最高機関の制憲議会は7日、首都カラカスの空軍基地で4月30日に発生した「クーデター未遂」に反体制派の国会議員7人が関与したとして、議員特権剥奪を決めた。マドゥロ派で占められた最高裁の求めに応じたもので、これによって7人への捜査が本格化し、訴追される可能性がある。
制憲議会のカベジョ議長は、「明らかな形でクーデター未遂に加わった7人に対する司法手続きの進行を許可する」と指摘。別の議員についても容疑が固まれば、特権を剥奪する意向を示した。