安倍総理大臣が意欲を示す日朝首脳会談について、中国の次の駐日大使となる外務次官が、超党派の日中友好議員連盟のメンバーと北京で会談した際に、実現に向けて協力する考えを伝えていたことがわかりました。
北朝鮮による拉致問題の解決に向けて、安倍総理大臣は、今月6日、アメリカのトランプ大統領と電話で会談したあと、記者団に対し、前提条件をつけずに日朝首脳会談の実現を目指す考えを示しました。
これに先立って、中国の次の駐日大使となる孔鉉佑外務次官は、今月5日、北京で、超党派の日中友好議員連盟のメンバーと会談した際、「日朝対話のきっかけ作りをしていくべきだ。中国としても、日朝の対話レベルの引き上げを期待しており、サポートしていきたい」と述べ、協力する考えを伝えたということです。
また孔氏は、北朝鮮による飛しょう体の発射について「焦燥感に駆られているのではないか」として、アメリカに対する揺さぶりだと考えられるという見方を示したということです。